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犬の肥満細胞腫

肥満細胞腫は犬の皮膚に発生する腫瘍のうち最も頻繁にみられる悪性腫瘍です。肥満細胞腫は基本的には悪性腫瘍ですが、同じ肥満細胞腫でも、良性腫瘍の挙動に近く手術のみで治るものから、急速に進行し、リンパ節や遠隔転移を早期に起こす悪性度の強いものまであり、治療方法も悪性度によって様々です。

症状

肥満細胞腫の外観は、ただのイボのようなものから巨大な腫瘤まで様々です。皮下に発生した場合、触診のみでは脂肪腫と間違えることもあります。肥満細胞腫は何もしなくても縮小、または物理的な刺激によって急激に大きくなり、炎症(ダリエ徴候)を起こすこともあります。肥満細胞腫から放出されるヒスタミンが、胃潰瘍を起こし嘔吐の原因となることや、急激な放出によってまれにショック状態を引き起こします。

診断

肥満細胞腫の診断自体は、多くの場合、細針生検による細胞診で可能ですが、まれに病理組織検査が必要となることがあります。ただし、治療方針を検討する上で重要となる悪性度の評価には基本的には病理組織検査が必要となります。また、治療方針を検討するために、重要となるのが進行度です。進行度を判定するために、リンパ節の細胞診や(必要に応じて)画像検査(X線や超音波、CT)を行います。肥満細胞腫では、治療の選択や予後の評価に遺伝子検査が有用となることがあります。

治療

多くの肥満細胞腫は外科手術によって根治が可能な疾患です。ただし、悪性度が高いものに対しては外科手術のみでは対応が困難なことも多く、放射線療法や薬物療法の併用が必要となることもあります。また、はじめは根治可能な状態であっても不用意な初期治療(とくに切除生検など)によって、根治が困難となる可能性もあります。肥満細胞腫に対する治療は、初期の段階から十分に計画されたものである必要があります。
犬の肥満細胞腫

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